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遼クン20センチ外しても強気/男子ゴルフ

8番、バーディーパットを外し、ショット後の姿勢のまま悔しがる石川遼
8番、バーディーパットを外し、ショット後の姿勢のまま悔しがる石川遼

<男子ゴルフ:バナH杯KBCオーガスタ>◇初日◇28日◇福岡・芥屋GC(7173ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

 20センチを外しても、めげません。石川遼(16=パナソニック)がショートパットに苦しみ、1オーバー73で37位発進となった。ツアーで唯一の高麗グリーンにてこずり、16番では20センチのパットを外してボギー。それでも首位とは5打差で、先週の関西オープン(ツアー競技外)に続く2週連続Vへ「1打1打真剣に行く」と巻き返しを狙う。

 16番パー4。20センチのパーパットが、カップにけられた。石川が天を仰ぐ。「今年1番短いくらいのパーパットを外してしまって。引っ掛けてしまった。その場では信じられないくらいだった」。引きずったように17番も3パットで、連続ボギー。後半アウト6番では1メートルのバーディーチャンスを逃した。パットで精彩を欠いて73で37位。「連続ボギーがもったいない」と表情を曇らせた。

 会場の芥屋GCは、ツアーで唯一の高麗グリーン。芝目が強く、短い距離でもカップ周辺で急激に曲がる。パットの名手で昨季賞金王の谷口徹も「ここのグリーンは入らない」と嘆くほど。高麗グリーンで幼少時から練習していた石川は、攻略する自信を持って臨んだが、この日はストローク自体が不調。「パターはちゃんと芯に当たらないといけないのに、外したところはできなかった」と唇をかんだ。

 ショットは強い風雨の中でも安定していた。所用があった父勝美氏(51)が今季初めて不在の中、前夜電話で言われた「スイングのことだけ気をつけなさい」という忠告を守り、ドライバーをリズム良く振り続けた。「かなりいいスイングはできてた」。パーオン率は今季平均63・7%を大きく上回る83・3%で、出場選手中1位。プロ初優勝した先週の関西オープン同様に好調を持続している。

 1つでもスコアを落とせばカットラインが気になる位置だが、石川はめげずに強い決意を示した。「どんなに調子悪くても必ず予選を通るという気持ちを持って、1打1打真剣に行きたい」。問題のパットは「ミドルパットのタッチは合ってるし、グリーンは読めてる」と強気だ。自信を失わず、首位との5打差を詰めていくつもりだ。【木村有三】

 [2008年8月29日9時40分 紙面から]


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