<大学ゴルフ:トピーカップ日米大学対抗戦>◇最終日◇11日◇福島県棚倉田舎倶楽部(男子7127ヤード、女子6036ヤード、ともにパー72)
東北福祉大男子が、抜群のチームワークを発揮し、同校では史上最少スコアの通算29アンダー835で4年連続8度目の優勝を果たした。4連覇は、現プロゴルファーの丸山茂樹(39)横尾要(36)宮本勝昌(36)片山晋呉(35)を擁した日大(90~93年)以来の大会2度目の快挙。また、個人でも東北福祉大の藤本佳則(東北)が通算14アンダーの202で優勝し、日本人選手では大会2人目の1年生王者となった。
最終18番、既に戦いを終えたメンバーが、次々にホールアウトする仲間を握手で迎える。最終組の藤本佳がグリーンに歩み寄る際には、他のメンバー4人全員で見守った。落ち着いてパーパットを沈めた藤本に「ナイスパー!」と拍手。東北福祉大の4連覇が達成された。
前日の2日目、トータルスコアが採用される上位4人全員が60台で回り、1ラウンドの大会史上最少スコアを更新する20アンダーをマーク。この日も上位4人で20バーディー、2イーグルと勢いは止まらない。結局2位ラマー大(米国)に20打差をつけ圧勝した。
5番でトリプルボギーをたたいた安本大祐主将(4年=北海道・尚志学園)は「自分はふがいなかったけど、チームがうまくかみ合って強さを見せることができた」と語った。オフでも自主的にパター練習場に集まる。この日のメンバー全員は寮生で、一緒に入浴する日もあるという。学年の垣根を越えた結束力は、全国舞台でも揺るぎなかった。
世界で活躍する丸山、片山らを擁した日大以来の4連覇。先輩プロの谷原秀人、宮里優作が在学していた際の同大会2連覇(00、01年)の記録を昨年抜き、日大の4連覇に並んだ。来年は新記録の5連覇がかかる。「個人の大会で活躍することも目標だけど、団体戦での優勝が一番うれしい」と安本。6月の全国大学ゴルフ対抗戦と今大会に続き、10月の信夫杯争奪対抗戦も制覇すれば、同校2年ぶり6度目の「団体3冠」を達成する。もちろん、自慢のチームワークで狙っている。【由本裕貴】

