遼くんが「先生」になる。石川遼(17=パナソニック)は5日、「ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)」の最年少理事として理事会に出席。JGTPCが今オフに実施する普及活動への参加意思を示した。スナッグゴルフセットを小学校に寄贈し、プロが先生役を務めるもの。スケジュール調整の問題も残るが、石川本人は小学生を教えることに乗り気だ。なお、2年連続で宮本勝昌(36)が選手会長を務めることも決まった。

 ゴルフ界の普及と発展を担うJGTPC新理事として、17歳の石川が誓った。「クラブを握ったことがない人にも、ゴルフの楽しさを伝えたい」。JGTPCでは宮本選手会長主導で、昨年からゴルフ普及活動を計画してきた。その初行事が、全国から公募した7校の小学校で、今季開幕までに実施される。男子ゴルフツアーが開催されていない県などを中心に、簡単にゴルフに親しめるスナッグゴルフセットの寄贈。さらに1人のプロに講演も含め先生役を担ってもらうことで、小学生にゴルフの楽しみを伝えていく。

 石川はこの計画に目を輝かせた。松伏二中時に、同校出身でバレーボール日本代表選手の石島雄介(24)が来校してサーブを披露した。「それだけで、僕はじめ生徒は感動した。ああいう気持ちに自分がなったからにはプロとして、恩返ししたい」。スケジュール調整などの問題は残るが、積極的に参加する姿勢をみせた。

 理事としては、ジュニアを含めた同世代にもプロの世界を伝える役目も担う。「ジュニアの友達などに、プロのトーナメントはどういうものか聞かれることが多い。わからないことがあったら僕に聞いて欲しい」。ギャラリーの素晴らしさなどを伝えていく。高校生という立場もあるため役職には就かなかった。石川も「(1年目は)できるだけたくさんの事を学んで、また次の年に生かしていきたい」と継続的に活動にかかわっていく方針だ。

 6日にはプロとして世界デビュー戦、「ザ・ロイヤルトロフィー」(9日開幕)の舞台であるタイに出発する。アジアVS欧州の対抗戦に「アジア代表に選ばれたことに誇りに思いながら、その場にふさわしいプレーをしたい」と気合をこめた。世界舞台での活躍が、石川が願う日本でのゴルフ普及にもつながる。