<米女子ゴルフ:コロナ選手権>◇2日目◇24日◇メキシコ・トレスマリアス・レシデンティアルGC(6539ヤード、パー73)

 宮里藍(23=サントリー)は通算7アンダーの139で、首位と9打差の13位につけた。12位でスタートし4バーディー、1ボギーの70。順位は1つ落としたが、スコアを3つ伸ばして残り2日間に望みをつないだ。初日67位と出遅れた宮里美香(19)は5バーディー、1ボギーの69で、通算3アンダーの40位に浮上した。ロレーナ・オチョア(27=メキシコ)が通算16アンダーで首位をキープした。

 宮里藍は前半の2つのロングホールで確実にバーディーを奪った。5番は第1、2打をフェアウエーに運び、ピン上1メートルに乗せた。8番では第2打がグリーン手前のバンカーにつかまったが、ピン1メートルに寄せるナイスアプローチ。後半の11番でこの日初のボギーをたたいたが、14、16番でバーディーと安定したゴルフが続いた。

 3つスコアを伸ばしての通算7アンダーに「ショットもパットも良かった。流れを切らさない、いいラウンドだった」と満足げに振り返った。好調の要因はアイアンの距離感が合っていること。前日よりも合っていたという。パットのフィーリングもいい。だから「チャンスはたくさんあったので、欲をいえばあと2つは伸ばせた」と手放しでは喜ばない。

 2日続けて65をマークして首位のオチョアとは9打差に開いた。それでも「目標は毎日同じ。1つでも多くバーディーを取って、1つでも上に行きたい」と前だけを見つめている。今季の米ツアーはこれまで5戦して最高位は2月の開幕戦SBSオープンの5位。「ミスが続くと流れが悪くなりかねないコースなので、丁寧にやっていきたい」と話した。