<女子ゴルフ:サントリーレディス>◇3日目◇13日◇兵庫・六甲国際GC(6457ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

 若林舞衣子(21=ヨネックス)が「大逆転」での初の海外メジャー切符を狙う。ボギーなしの5アンダー、この日のベストスコア67で回り、通算9アンダーの207で首位に浮上した。現在賞金ランク18位。今大会終了時の同上位5人(辞退者を除く)に与えられる7月全英女子オープン出場権獲得へ、逃げ切りVを目指す。1打差の2位には、諸見里しのぶ(22)がつけた。

 あきらめかけていた海外メジャーへの道が、はっきりと見えてきた。9日に21歳になったばかりの若林が首位に躍り出た。「いいゴルフができた。そんなにピンチもなかった」。ボギーなし、67というスコアに、言葉も自然と弾む。世界のひのき舞台へ、ラストチャンスをつかんだ。

 今大会終了時の賞金ランク上位5人に7月全英女子オープン出場権が与えられる。若林は現在ランク18位。優勝した場合のみ出場できる可能性がある。「もっと前は出たい気持ちがあったけどなかなか頑張れずに結構あきらめてたんです。優勝して、もし行けるんだったら大きな経験になる。頑張りたい」と力を込めた。

 高校2年でアマ日本代表入り。05年には米国で行われた世界ジュニアで優勝するなど、アマ時代から海外で戦ってきた。英国にも中学3年時に1度遠征したが、脳裏に浮かぶのは海沿いのリンクスコースでの苦い思い出だ。「こんなとこでやるのか…と思った。風が強くて、地面も硬くて、全然太刀打ちできなかった」。あれから6年。19歳でプロになり、20歳でツアーでも勝った。「今の実力を試せる」と、リンクスへのリベンジに思いをはせた。

 同じヨネックス社とクラブ契約を結ぶ石川遼が出場した4月マスターズも、テレビニュースで見届けた。「すごく刺激になりました」。手元まで引き寄せたメジャー切符を、しっかりつかみたいところだ。【木村有三】