<第38回静岡県アマゴルフ選手権>◇初日◇5日・決勝◇御前崎・静岡C浜岡C(6578ヤード、パー72)◇参加124人

 ジュニア旋風だ!!

 ゴルフ歴3年半の勝亦悠斗(15=富士・吉原一中3年)がイーブンパー72で回り、堂々の首位で初日を終えた。正確なショットと安定感抜群のパットがさえて4バーディー、4ボギー。42歳年上の井端和生(57=大熱海国際)とリーダーズボードのトップに立った。10月の県女子アマ優勝者の資格で出場の小楠梨紗(17=浜松出身、福井工大福井高3年)が、1打差の1オーバーで3位につけた。

 8月の県ジュニアを制した中学生の勝亦が、並み居るトップアマを抑えて首位に立った。スタートの10番から161センチ、55キロの体を躍動させて確実にフェアウエーをキープ。13番でフックラインを読み切って4メートルのバーディーパットを決めるなど、チャンスを確実にものにした。難易度の高い後半に3つスコアを落としたが、初出場で堂々の首位発進だ。「今日の目標は75でした。大人の人と回ったのに、リラックスしてできてよかったです」と笑った。

 小6でゴルフを始めた。昨夏に群馬でのジュニア大会で10位に入ったが全国的にはほとんど無名。それでもこの夏の県ジュニア制覇で自信を深め、一気に素質が開花し始めた。「でも、昨日まではすごく調子が悪かったんです。スタート前にお母さん(美紀子さん=37)から『焦らずにゆとりを持って振りなさい』と言われて、その通りにしたら…」と声を弾ませた。

 38回の歴史を誇るこの大会の史上最年少優勝は、昨年の高畑友希の21歳1カ月。6日の最終日に、大記録がかかる。「優勝ですか?

 そういうことが頭にあると崩れちゃう。無心でいきます」と表情を引き締めた。【大石健司】