<男子ゴルフ:レクサス選手権>◇最終日◇8日◇茨城・大利根CC(7011ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
2打差3位から出た武藤俊憲(31=赤城CC)が、コース記録タイとなる64の猛チャージで通算16アンダー268とし、逆転優勝した。昨年コカ・コーラ東海クラシック以来のツアー通算3勝目。前週から好調のショットに、この日は前日に特訓したパットがかみ合い、7バーディー、ノーボギーという完ぺきなゴルフだった。
この日の武藤の強さは13番に凝縮されていた。狭いフェアウエーをドライバーでとらえ、残り232ヤードを3番アイアンでピン右奥9メートルへ。「カップに背中を向けて打つくらい」強烈なフックラインを沈めた。4日間の平均スコア4・355の最難関で、この日ただ1人バーディーを奪った。
前日はパットが入らず、バーディーは18番パー5の1個だけ。練習グリーンの荒れた部分をわざと選び、4メートルを入れ続ける練習を1時間続けた。「ヘッドをしっかり出して、『打つ』より『転がす』。回転がしっかりしていれば、スパイクマークにも芝目にも負けない」。この日は7バーディー、ノーボギーだ。
ツアー優勝者などだけによる最終戦日本シリーズJT杯の出場権を得た。昨年12月に青木功から「自分は20年以上連続で日本シリーズに出た。お前もそういう選手になれ」と励まされた。「青木さんの言葉ですから」とプレー中も心から離れず、好成績を後押しした。

