女子プロゴルフの横峯さくら(24=エプソン)が、6~9日に開かれたワールド・サロンパス杯で獲得した賞金1200万円を、家畜感染症の口蹄(こうてい)疫被害が拡大している宮崎県に全額寄付することが10日、分かった。同県には横峯の自宅と練習場がある。マネジメントをしているウッドオフィス(東京)によると、横峯は同県の口蹄疫拡大を非常に気にしており「寄付を県の対策に役立ててほしいという思いがあるのでは」としている。

 横峯はワールド・サロンパス杯で首位に3打差の2位に入り、史上最年少の24歳、最速の167試合目で賞金獲得6億円突破を果たした。

 女子プロゴルファーの賞金寄付は、08年6月に、有村智恵(22)が、ニチレイPGMレディスで獲得した賞金全額(19位=55万8000円)を岩手・宮城内陸地震の被災者に寄付した例などがある。