<日刊アマゴルフ:関東大会>◇社会人男子決勝◇最終日◇13日◇茨城・龍ケ崎CC(6773ヤード、パー72)◇出場102人

 初日5アンダーで首位の白石哲也(41=相模原)が4オーバーとやや乱れたが、トータル1アンダーで2位に2打差をつけて初優勝した。2位は初日6打差3位タイだった小原淳(28=セントラル)で、最終日をパープレーにまとめた。ベストシニアには佐藤政秀(67=筑波学園)が輝いた。マッチングスコアカード方式により、上位50人が全日本大会(11月1~2日、三重・桑名CC)に進出した。

 逃げ切りでの初優勝に白石から安堵(あんど)の笑みがもれた。「つらかった」のひと言が如実にそれを証明した。初日の結果を掲載した本紙がプレッシャーを与えたという。「初のトップターンだった上、初めて写真付きの記事が載り、それを見て力が入ってしまった」と頭をかいた。

 初日はノーボギーだったが、この日は出だし1番でいきなりボギーをたたいた。「4番のバーディーで落ち着くかと思ったが」、そうはいかず、7番でボギー、9番ではダブルボギー。前半だけで3打を吐き出した。後半に入っても悪い流れは止まらず、11、12番を連続ボギーとして貯金が無くなった。

 しかし、そこから白石は粘りを見せた。14、15番で連続バーディー。とくに14番パー4ではティーショットを左に引っかけたが、木に当たりフェアウエーに出てくる運も味方につけた。「逃げ切れてよかった。初日のスコアを全日本でも出せるように頑張る」と白石は表彰式で誓っていた。