<米女子ゴルフ:ロッテ選手権>◇初日◇18日◇米ハワイ州カポレイ、コオリナGC(パー72)

 2週間前のメジャー第1戦で56位に終わった宮里藍(26=サントリー)が4バーディー、3ボギーの71で回り、1アンダー12位で好発進した。終盤に2連続ボギーとしたが、強風の中で一時はトップに並ぶ3アンダーまで伸ばすなど不調だったパットが回復。68の4アンダーで単独首位のベス・ベイダー(38=米国)と3打差につけ、優勝圏内につけた。上田桃子(25)と金子絢香(22)は、ともに74で52位、宮里美香(22)は76と崩れ、85位と出遅れた。

 コーチの父優氏の教えを生かし、宮里藍が不振だったパットを修正してきた。クラフトナビスコ選手権からの2週間は「父にポイントを2つ言われ、それをやった。パットはすごく良くなった」。前半11番に5メートルのパットを決めてバーディー先行。後半1番で3メートルのパットを沈めて3アンダーで一時トップに並んだ。最後の2連続ボギーがもったいなかったが、上位陣が混戦模様となっており「良いスタート。フィーリングもそこまで悪くない。1日1日しっかり風を計算して頑張りたい」と自信に満ちあふれた笑顔をみせた。