<米男子ゴルフ:CIMBクラシック>◇第2日◇10月31日◇クアラルンプール・クラブ(パー72)

 23位スタートの松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で通算4アンダーの140で18位に並んだ。

 重苦しい雰囲気を一打で変えた。松山がスコアを2つ落として迎えた折り返しの18番で起死回生のイーグルを奪い、踏みとどまった。ティーショットを左に曲げてラフに入れ、2打目をピンまで160ヤードのフェアウエーに運んだ。バーディーを狙い、3打目で9番アイアンを振り抜くと、ボールはピン手前で弾んでカップに吸い込まれた。「パー5で2打縮められたのは大きい。いいショットだった」と納得顔だった。

 出だしから苦しい展開だった。10番で1・5メートルのバーディーパットを外すと、11番(パー3)では第1打がバンカーにつかまったうえに3パットでダブルボギー。後半、2バーディーを奪い「よくアンダーパーで回ってくることができたと思う」と振り返った。

 2日間の満足度は「低い」と言う。トップとは6打差。それでも「頑張れば追いつけるかな」と、米ツアー2勝目の希望を持って第3ラウンドに臨む。