米男子ゴルフツアーの世界ゴルフ選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズ(中国・上海)で3位に入った岩田寛(33=フリー)が10日、帰国した。好成績により、米ツアー本格参戦の道が、12月の米下部ツアー最終予選会受験以外にもいくつも開けた。チャンスを生かすためには、現在80位の世界ランクをさらに上げることが重要に。休みなく13日に静岡・太平洋C御殿場Cで開幕する国内ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズに出場し、優勝でポイントを荒稼ぎする。

 帰国した岩田は「昨日は悔しくて眠れませんでした」とつぶやいた。B・ワトソン、カイマーら海外メジャー優勝経験者と競り合い、1打差3位と健闘した。しかし「失敗した場面が次々まぶたの裏に浮かんできた」と唇をかんだ。

 リベンジの機会を求めるには、やはり米ツアーに軸足を移すしかない。12月の下部ツアー最終予選会にエントリー済みだが、他にも道が開けた。まだ非ツアーメンバーで仮定だが、ポイント152を獲得。同ランク200位以内が早くも確定し、下部ツアー上位で進出できる今季末の入れ替え戦出場が決まった。

 レギュラーツアーのポイント126~200位の選手と、下部ツアーの賞金ランク上位75人が出場。先にレギュラーツアー出場権が確定する下部上位25人をのぞいた、入れ替え戦4試合の獲得賞金額上位25人が、来季の出場権を得られる。

 また、さらに米ツアー出場を重ね、ポイントランク125位に入れば、石川や松山と同じようにシード権を獲得できる。そのためには、世界ランク上位で海外メジャーに出場したり、他の試合に推薦で出場する必要がある。岩田は「向こうの最終予選会まで、国内で4試合ある。そこでどれだけ世界ランクを上げられるかで、予選会に出るかどうかを決める」と話した。

 ◆岩田米ツアー参戦には

 (1)最終予選会を突破し米下部ツアー参戦(下部ツアー賞金上位75人がレギュラーツアーとの入れ替え戦へ)(2)下部ツアーに参戦せず、入れ替え戦に出場(3)レギュラーツアー125位以内相当のポイント(P)を稼ぐ(現在は152P。昨季の125位は438P)