<世界柔道>◇23日◇男子66キロ級◇パリ・ベルシー体育館

 男子66キロ級は海老沼匡(21)が金メダルを獲得。同60キロ級は平岡拓晃(26)が銀メダルを獲得した。

 海老沼が2度目の挑戦で金メダルをもぎとった。決勝では、前回大会で敗れたクナに鮮やかに雪辱。内股で一本勝ちし、世界王者の森下が敗れた66キロ級で日本の王座を守った。勝利の瞬間はガッツポーズ。ロンドン五輪にも近づいた。もともと技のキレは抜群。国際柔道連盟(IJF)のルール改正で下半身への攻撃が禁止となって悩んだこともあったが、さらに技を磨いて頂点に立った。

 古賀稔彦、吉田秀彦ら五輪金メダリストを生んだ柔道の私塾、講道学舎出身。篠原監督が「闘志あふれる試合だった。内容もよかった」と話すように、気迫あふれる柔道を展開した。精神面の弱さが指摘されることもあったが、篠原監督に「何のためにここに来たのか。勝つことだけを考えろ」と言い聞かされて立った畳で大きな仕事をやってのけた。