バレーボール男子の元日本代表、南克幸(37=プレミアリーグ・大分三好)が15日、現役引退を発表した。

 1992年のバルセロナ五輪に出場。バレーボール界史上初の親子五輪出場を果たした南は、記者会見で「素晴らしい指導者に恵まれた。支えてくれた多くの人に感謝したい」と笑顔で話した。北京五輪世界最終予選兼アジア予選などに臨む日本代表に選ばれなかったため、引退を決意したという。

 南は、法大を経て93年に旭化成に入社。同社バレーボール部の廃部にともない、2006年に大分三好に移籍した。今後は旭化成に戻り、会社の業務に専念する。