ノルディックスキーのジャンプで低迷脱出を期す日本で期待の伊東大貴(22)が、所属する建設業の土屋ホームを今月限りで退社することが6日、分かった。業績不振でグループ再編を進める同社の十分な支援を受けられなくなったため、木下義幸監督らと移籍先や支援企業を探し、新体制で2010年バンクーバー冬季五輪を目指す。

 この日欧州遠征から帰国した伊東は「今の指導陣と一緒にやりたい。五輪に向けて今回のことをプラスに考えたい」と話した。木下監督は「理解のある企業に支援してほしい」と期待した。

 北海道の下川商高時代で次代を担う存在といわれた伊東は06年トリノ五輪代表で、昨年の世界選手権の団体で銅メダルを獲得した。今夏は4日のグランプリ最終戦で2位になるなど好調で、冬の活躍が期待されている。

 五輪で5大会連続代表の36歳の葛西紀明や長野五輪代表の吉岡和也、複合のエース高橋大斗はチームに残るが、トリノ五輪代表で18歳の伊藤謙司郎は未定という。