<ラグビー:関東大学春季大会・東海大42-28明大>◇29日◇神奈川・東海大グラウンド

 敗れた明大は、防御の甘さが目立った。相手に中央突破を許す場面もあり、吉田義人監督は試合後、「紫紺のジャージーを着て、あのようなミスタックルをしてはいけない」と、選手に厳しく諭した。昨季は防御面が向上し、公式戦の最大失点は「18」。同監督は「42点は取られ過ぎ」と嘆いた。

 後半36分にはNO8古屋直樹のトライで28-35と、1トライ1ゴール差まで詰めた。今大会は勝ち点制で、そのまま試合終了なら勝ち点2(4トライ以上のボーナス勝ち点1、7点差以内の敗戦のボーナス勝ち点1)。追いつけば勝ち点3(引き分け2、4トライ以上のボーナス1)。だが、ロスタイムに失点し、勝ち点は「1」にとどまった。

 そんな中、吉田監督は「うちは春はいつもこんな感じ。そんなに悲観的ではないですよ」と、今後の伸びしろを確信している様子。公式戦の増加については、同監督自身が望んでいたことで「デメリットはいっさいない」と強調していた。