体操男子床運動のスペシャリストで1960年ローマ五輪金メダリストの相原信行(あいはら・のぶゆき)氏が16日午後2時39分、肺炎のため群馬県高崎市の病院で死去した。78歳。群馬県出身。告別式は19日午後0時半から高崎市高関町460の1、高崎メモリードホールで。喪主は妻俊子(としこ)さん。

 群馬・高崎工高から日体大に進み、56年メルボルン五輪の団体総合と徒手(現床運動)で銀メダル、日体大卒業後にローマ五輪の団体総合と徒手で金メダルを獲得した。俊子(旧姓白須)さんは64年東京五輪女子団体総合銅メダル、次男豊氏は92年バルセロナ五輪男子団体総合銅メダルに輝き、日本史上初めて両親と子どもが五輪メダリストとなった体操一家だった。97年に紫綬褒章を受章した。