<ユニバーシアード夏季大会>◇6日目◇6日◇セルビア・ベオグラード

 競泳男子100メートル背泳ぎで日本のエース入江陵介(19=近大)が、自らが持つ日本記録52秒56にあと0秒04に迫る52秒60の大会新記録をマークして優勝した。世界記録更新はならなかったが、世界選手権(26日開幕、ローマ)に向けて上り調子になってきた。また卓球団体の準決勝では男女ともに敗れ、銅メダルに終わった。

 世界記録も日本記録更新もならなかったが、入江は確かな好感触をつかんでいた。世界選手権本番と同じ屋外プールで、軸のぶれない泳ぎを披露。「久々の屋外でベストに近いタイムが出たのでよかった。思ったより泳ぎやすかった」と金メダルを手に笑った。

 100メートルの世界新は北京五輪でピアソル(米国)が出した52秒54。1日にはウィルデブール(スペイン)が未認可の世界新記録52秒38を樹立し、入江にとってハードルが高くなる可能性が出てきた。だがあくまでも照準は世界選手権。今回は調整期間中の戦いで、予選は53秒64、準決勝は52秒87、決勝は52秒60と着々とタイムを上げた。

 今大会ではデサント社とスピード社の2社の水着をテスト。指導する道浦コーチは「アリーナ(デサント社製)の感触がいい。200メートルは分からないが(世界選手権の)100メートルはアリーナでいこうとだいたい決めている」と話すなど、決断もできている。いよいよ正真正銘の世界新記録樹立を予感させる状態になってきた。