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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

国学院久我山冷や汗発進/高校ラグビー

後半、国学院久我山SH下村真太朗は決勝トライを決める(撮影・加藤仁)
後半、国学院久我山SH下村真太朗は決勝トライを決める(撮影・加藤仁)

<高校ラグビー:国学院久我山10-5四日市農芸>◇2回戦◇30日◇花園ラグビー場

 過去優勝5回の実績を持つ国学院久我山が、まさかの大苦戦を強いられた。相手の低く激しいディフェンスに、序盤から突破口が見いだせない。5ー5の均衡を破ったのは後半21分。自陣中央のラックからSH下村がスルスルと抜け出し、FB本島へパス。さらにサポートに走った下村が、名門校に勝利を呼び込む貴重なトライを挙げた。薄氷を踏むような勝利。竹内監督も「ヒヤヒヤしたよ」と振り返った。

 万全なチーム状況ではなかった。先月上旬の都大会予選準々決勝(早大学院戦)で、高校日本代表のFB伊藤が左ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂。今大会には選手登録すらできなかった。同じく高校日本代表のロック土屋も今月22日に左ひざ後十字靱帯を損傷し、花園初戦は大事をとってベンチに控えていた。

 また、例年、冷え込みの厳しい奈良市内の旅館に宿泊しているが「暖房を入れなきゃ寒いし、入れると乾燥する」とチーム関係者。宿舎では湿らせたガーゼをマスクに挟んで着用するなど保湿対策をしていたが、この日はロック遠藤が発熱。微熱だったために強行出場したが、普段の気迫あふれるプレーは影を潜めた。

 同校が優勝した97年度を最後に、関東勢は9年連続で近畿勢に戴冠を許している。来月1日には大黒柱の土屋が復帰予定だが、大橋主将は「けがのことを言っても始まらない。現勢力で最高のパフォーマンスをするだけ」。10年ぶりの頂点奪回へ、1歩ずつ階段を上っていくしかない。【山田大介】

[2007年12月31日8時24分 紙面から]

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