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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

北見北斗が道勢最多失点/高校ラグビー

桐蔭学園に敗れ肩を落とす北見北斗の選手
桐蔭学園に敗れ肩を落とす北見北斗の選手

<全国高校ラグビー:桐蔭学園90-0北見北斗>◇3日目◇30日◇大阪・花園ラグビー場◇2回戦

 2回戦に進出した北海道勢はシード校の前にW完封負けを喫した。11年ぶりに1回戦を突破した北見北斗(北北海道)は、昨年4強の桐蔭学園(神奈川)に0-90で敗れた。前後半で14トライを奪われるワンサイドゲームで北海道勢史上最多失点、最大得点差で粉砕され、道勢初のシード校撃破の夢は来年以降に持ち越しとなった。

 晴天の花園に涙の雨が降った。90点の屈辱的な失点に、ノーサイドの笛が鳴ると北見北斗フィフティーンは、グラウンドに泣き崩れた。真如応貴(しんにょ・かずき)主将(3年)は「自分は強い相手と戦って勝てるチームづくりをしてきたが、できなかった。それが敗因です」とすべての責任を背負い込んだ。

 手も足も出なかった。前半開始4分に速いパス回しから先制トライを奪われると、その後は自陣にくぎ付けにされた。先発に高校日本代表3人をそろえる関東の雄にチーム一丸で挑んだが、多彩な攻撃にほんろうされた。浅井邦昭監督(40)は「相手のスピード、強さに対応できなかった。完敗です」と脱帽した。

 古豪復活を掲げながら2回戦で敗れたが、来年への収穫もあった。登録メンバー25人のうち1、2年生は18人。15人が花園の舞台に立つ貴重な経験をした。浅井監督は「若いチームなので何かをつかんでくれた。3年生の最後まであきらめない気持ちも伝わったはず」。試合後、真如主将に抱きしめられ頼むぞと言われたNO8藤原義士(2年)は「この悔しさを晴らしたい」と雪辱を胸にした。

 経験の差がそのまま結果に表れたことを受け、来年は道外合宿を増やす予定。来春には早速、群馬遠征する。浅井監督は「今大会で合同練習を行った和歌山工は年間70試合する。うちはその半分なので積極的に外に出ていきたい」。北見北斗が敗戦を糧に新たな1歩を踏み出す。【松末守司】

[2007年12月31日13時5分 紙面から]

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