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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

東福岡初Vへ完封発進/高校ラグビー

前半5分、東福岡CTB上田謙は右中間にトライを決める(撮影・梅根麻紀)
前半5分、東福岡CTB上田謙は右中間にトライを決める(撮影・梅根麻紀)

<高校ラグビー:東福岡65-0西陵>◇2回戦◇30日◇花園

 東福岡(福岡)が初Vへ向けて好発進だ。西陵に65-0で圧勝。大会前に亡くなったチームメートへの思いを胸に、花園で勝利を決めた。

 存分に力の違いを見せつけた。11トライで65得点。ゴールラインを割らせることなく、西陵を圧倒した。「いい入りができましたね。初戦だし、相手は1試合しているし入りがすごく心配だったけど、いい形で取れました」と谷崎監督は上々の滑り出しに満足そうに笑みを浮かべた。

 前半は風上だったが、キックは多用せずひたすら前を目指し続けた。開始2分でトライを奪うと、あとは東福岡のトライラッシュ。5分と間隔を開けずに次々とトライを決め、前半だけで8トライ。メンバーを大幅に入れ替えた後半も危なげない試合運びで勝利を決めた。「ゲームを楽しむことだけを考えていました。全員の意思が統一した結果だと思います」と山下昂主将は初戦を振り返った。

 一緒にボールを追ってきた仲間の姿はいつも心の中にある。不慮の事故で広木さんが亡くなってまだ16日。あえてベンチに写真を持ち込むようなことはしていない。「選手の方が気持ちの切り替えは上手です。何も言わなくても1人1人の胸の中にあると思います」と谷崎監督。広木さんがつけるはずだった背番号6を背負った山下航は「6をつけるのは複雑な気持ちでした。今日は前へ出る自分のプレーができた。広木に負けないプレーができたと思います」と全力プレーに胸を張った。

 過去3度の準優勝のときも初戦は80-0、82-7、62-10と大差でスタート。先輩にもひけをとらない内容で幕を開けた東福岡フィフティーンが目指すものは、優勝の2文字しかない。【前田泰子】

[2007年12月31日12時59分 紙面から]

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