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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

盛岡工、風上の前半3T/高校ラグビー

前半6分、盛岡工・高城主将が左中間に先制トライを決める
前半6分、盛岡工・高城主将が左中間に先制トライを決める

<全国高校ラグビー:盛岡工26-7平工>◇30日◇3日目◇東大阪市・近鉄花園ラグビー場◇2回戦◇30分ハーフ

 Bシード盛岡工(岩手)は26-7で平工(福島)を振り切り、順当に初戦を突破した。

 冷たく、強い風が吹いていた。盛岡工が、その風をも制し快勝した。風上の前半、キックを効果的に用い攻め込んだ。今大会平均重量3位(92キロ)のFW陣を前面には押し出さず、スクラムやラックから相手のスキをつき、3トライ。先制トライのSO高城良太主将(3年)は「相手はFWに目が行っていた。ディフェンスが開いたので狙った」。春先の合宿で平工のグラウンドを使うなど親交の深い相手だったが、容赦はしなかった。

 小笠原常雄監督(49)は「ホッとしています」と漏らした。昨年は「おなかの風邪」とも言われるノロウイルスの前に敗れた。開幕日、朝から体調不良者を多く抱えた同校は天理に5-19で敗戦。選手など18人からウイルスが検出された。当時SHとしてフル出場した高城主将は「全然力が入らなかった」という。

 昨年の分まで、という思いを秘め戦った。小笠原監督は「去年の3年生たちには…やめましょう、こういう話は」と、グッとあふれるものを抑えた。今年はホテルに選手を「缶詰め」(小笠原監督)にするなど、徹底した体調管理を行った。「絶対に勝つ気でしたから。勝って良かった」と高城主将。昨年の選手数人が応援に訪れた。目の前で、無念の思いをぬぐい去った。【清水智彦】

[2007年12月31日13時7分 紙面から]

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