大相撲で序ノ口デビューから史上最速の9場所で新入幕を果たした常幸龍(24=木瀬)が17日、東京・墨田区の東武ホテルレバント東京で新入幕披露パーティーを開き、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長(85=元日経新聞社長)ら約400人が集まった。

 琴欧洲の11場所を抜いて、最速で入幕した11月の九州場所は東前頭14枚目で6勝9敗。来年の初場所(1月13日初日、両国国技館)は十両陥落が濃厚となったため、常幸龍は「必ず1場所で、幕内復帰を果たします」と来場者に約束。木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は「九州から帰ってきて、稽古の目の色が違った。本人が本当に悔しがっている。経験不足だが、9場所で上がったのは、それだけのものを持っていること。鶴田委員長が太鼓判を押すような力士、日本人横綱を育てる気持ちで頑張っていきます」と決意表明した。