日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、初場所後を最後に閉鎖された朝日山部屋の所属力士ら11人が、2月1日付で伊勢ケ浜部屋と浅香山部屋に転籍することを承認した。

 伊勢ケ浜部屋所属となるのは、3月に65歳の定年を迎える朝日山親方(元大関大受)や桐山親方(元小結黒瀬川)、三段目の磐石、序二段の大天白、大一心、元受と世話人の斎須、床山の床淀の8人。若者頭の白岩、呼び出しの幸司、床山の床誠の3人は浅香山部屋に移る。

 力士らは30日に引っ越しするそうで、97年に部屋を継いだ朝日山親方は「充実感があった」と振り返った。70歳まで協会に残ることができる再雇用制度については「利用しない。スイッチを入れ直すのが大変だからね」と話した。