大相撲夏場所(5月9日初日、両国国技館)の新弟子検査が27日、東京・両国国技館で行われ、17人が受検した。

 受検者中、最重量の153キロだった森将貴(17=大嶽)は、第1検査の体格基準(173センチ、75キロ以上)をクリア。中学時代から荒れた生活を送り、卒業後2年間は遊びほうけていたが、改心した。「1カ月(ケンカが原因で)鑑別所に入っていた時も、おやじとおふくろは自分の味方をしてくれた。これからは、親孝行をしたい。立派になったところをみせたい」と話した。

 相撲は初心者だが、小学校で空手を4年、中学で柔道を1年間経験した。目標は、同じく元ツッパリの元大関千代大海(現佐ノ山親方)。「かっこいいなと思う。突っ張りをやりたい」と意気込んだ。

 合格者は内臓検査の結果を待って、夏場所初日に発表される。