木更津総合が4年連続の8強入りを決めた。

 エースの鈴木健矢投手(3年)が今夏初先発し、4安打1失点で116球完投勝利。「久しぶりの先発だったので立ち上がりは戸惑った」と2死走者なしから連打で1点を奪われたが、2回以降は立ち直った。昨秋から横手投げに転向した鈴木は「調子は良くなかったが、ランナーを出しても最少得点に抑えればいいという気持ちで投げた。4、5回に少しバテたが、2点目はとられたくない気持ちが強かった」と汗をぬぐった。

 打線は1-1の3回、3安打に四球、相手の守備の乱れもあり、4得点。8回にも2点を奪った。五島卓道監督(61)は「鈴木の出来は良くなかったが、体力があるのでよく投げ切ってくれた。3回に4点で主導権が握れた。これからも一生懸命戦うだけです」と話した。