今秋ドラフト1位候補の152キロ右腕高橋純平投手(3年=県岐阜商)が10-1の9回裏から今大会初登板した。遊飛と空振り三振で2死を取ったあと、2四球と右前打で満塁としたが、最後は143キロの直球で三振を奪って締めた。

 全31球中、カーブ、スライダーを1球ずつ投げた以外は直球で、最速はネット裏のスカウトのスピードガンで147キロだった。

 試合後、高橋純は「(サインを出す)郡司の指が見えなくて。申し訳ないことをしました」と直球攻めの理由を明かした。それでも「きょうは楽しんで投げられた」と表情は明るく、夏に苦しんだ左太もも肉離れも「全くない」と全快間近を強調した。