来秋のドラフト候補の最速151キロ右腕、明石商の中森俊介投手(2年)が30日、年内最後の練習試合に登板した。岩村田(長野)とのダブルヘッダー1試合目の3番手として5回に登板。投ゴロ、連続空振り三振で1回を打者3人、無失点に片付けた。

この日の最速は144キロ。24日に左首を寝違えた影響もあり、17日以来13日ぶりの実戦登板だった。「今日は回転軸が悪く、シュート回転で、そこまでいい球はなかった」と満足しなかった。目標のプロ入りのためにも大事な冬を迎える。11月から1・5キロのトレーニング球を持ち、手首を100回動かすトレーニングを導入した。「スピードよりもキレ、伸び。回転数が今は最高で2300回転、平均が2100から2150回転。平均を2300回転にしたい。打者に速く見せるためにも、こだわってやっていきたい」と、直球の質を向上させ、3年生を迎える。