奈良県高野連は12日、常任理事会を開き、7月11日に開幕する県独自の大会について、当初の1チーム1試合制となっている試合方式など、今後の状況も踏まえながら再検討する方針を固めた。

15日から県立校で登校や部活動が全面的に再開され、19日には対外試合が解禁となることから、県教育委員会が大会開催に協力することになった。部活動による公欠も認められるため平日開催の可能性が浮上し、再検討する運びになった。当初は7月11~26日の土日祝日に1日2~3試合、佐藤薬品スタジアムで1チーム1試合に限って実施する方針だった。同31日まで予備日を確保しており、さらに8月1、5、6日も球場を使用できることから、大会期間の延長も可能となった。

同連盟の河井泰晴専務理事は「教育委員会が協力してくれる形になって追い風だと思います。(大会期間が)3日加わって、あと3、4日なんとかなれば日程は足りると思います」と見通しを語った。【望月千草】