秋季高校野球の静岡県大会地区予選が19日に開幕します。夏の甲子園大会はまだ続いていますが、県内では来春センバツ出場を目指す熱戦が早くも始まります。今回は、始動したばかりの新チームから、注目選手を紹介します。

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ナイジェリア人の父を持つ静岡学園・岡村シルバー魁人中堅手（2年）は、「将来はプロに行きたいです。この秋はチームが勝って、自分も注目されたい」と望んだ。身体能力の高さは半端ない。「体のバネが全然違う」と久米千春監督を驚かせている。

右翼へ大飛球を放ち、滞空時間の長い放物線を描いたかと思えば、左翼に軽くはじき返す技術もある。「ミートには自信を持っているので、率を残せる打撃を見てほしい」と胸を張る。50メートル5秒8の俊足に、マウンドに上がれば、最速134キロの直球を投げ込む肩も魅力。走攻守の全てを見逃せない逸材だ。

◆岡村（おかむら）シルバー魁人（かいと）2005年（平17）12月28日、静岡市生まれ。小学1年時に静岡ツインズ野球スポーツ少年団で野球を始め、城内中では静岡蒲原リトルシニアに在籍。高校入学後、1年夏からレギュラー。170センチ、84キロ。左投げ左打ち。