23日に予定された明治神宮大会の決勝は高校、大学とも雨天中止となり、24日に順延された。

高校の部は史上初の2年連続同じカード。昨年のリベンジを狙う広陵（中国・広島）は23日、神宮球場室内練習場で体を動かした。

1回戦の東海大菅生（東京）戦で本塁打を放った真鍋慧（けいた）内野手（2年）も打撃練習やノックをこなした。

大阪桐蔭（近畿）・前田悠伍投手（2年）との注目対決を前に「絶対に打ってやろうという気持ちがあるけど、前田くんも成長していると思う。狙って長打を打てる投手ではないので、ヒットの延長で1本打てたらいい。大事な場面で1本打てたらいいと思います」と冷静に話した。

練習後にはミーティングも開いた。主将の小林隼翔内野手（2年）は「気持ちを切らさないように。泣いても笑っても今シーズン、最後の試合。日本一を取って、いい冬を迎えようという話をしました。去年、先輩方が決勝で負けている。借りを返すと新チームが始まってから口に出して頑張ってきた。必ず日本一を取るという気持ちです」と気合十分だった。

広陵は新チームになって練習試合も含めてちょうど50連勝中。小林は「無敗で終わりたい」と大阪桐蔭撃破を誓った。