東邦(愛知)がセンバツ通算58勝とし、同県のライバル中京大中京に肩を並べた。岡本昇磨外野手(3年)が本塁打&抑え投手として勝利に貢献した。次の報徳学園(兵庫)戦に勝てば史上単独トップに立つ。沖縄尚学はエース東恩納蒼投手(3年)が2連続の完投勝利。作新学院(栃木)は英明(香川)との終盤の打ち合いを制した。

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昨秋九州王者の沖縄尚学が、8強入りした14年以来の連勝を飾った。今秋ドラフト候補の最速145キロ右腕、東恩納投手が、憧れるWBC日本代表のヤクルト高橋奎ばりの強気の直球勝負で連続完投。「高橋投手は真っすぐで押して行けるいい投手。抑えたら負けることはないので、自分の投球をしようと思った」と、序盤からキレのある直球を軸に、縦・横のスライダーを交えて8奪三振の8安打1失点に抑えた。

昨秋明治神宮大会準々決勝の悪夢が糧だ。先発した昨夏甲子園優勝校の仙台育英に4-0とリードした9回に、まさかの5失点で逆転サヨナラ負け。「後半の集中力に甘さが出て、1球の大切さを学んだ」と、反省を生かしてきた。同校は春夏通算24勝目となって県勢最多の興南に並んだ。

【センバツ】作新学院が英明破り8強一番乗り 沖縄尚学、東邦は3回戦進出/スコア詳細>>