青森で開催中の高校野球春季東北大会決勝は、仙台育英(宮城)と聖光学院(福島)が激突する。13日に予定されていた試合は雷雨のため順延となり、14日午前10時開始に仕切り直しとなった。雨脚が強くなる前に、青森・はるか夢球場で練習を終えた仙台育英・倉田葵生主将(3年)が闘志を奮い立たせた。

前日12日の準決勝・青森山田戦は7-6で競り合いを制し、春連覇に王手をかけた。しかし、好機を生かし切れず、失点に絡む失策もあり「こんな野球をしてしまったら甲子園にはいけない」と須江航監督(43)からは苦言を呈された。ミーティング後には、ベンチ入りメンバー1人1人が試合を振り返り、決勝に向けて自分がどうあるべきかを考え、共有をした。

準決勝ではランナーコーチャーを担った倉田主将も「チームにミスが起きないように鼓舞するのが役目の中で、もっと改善すべきところがあった」と整理。今大会は1年生の丹羽裕聖内野手をはじめ、下級生も多くベンチ入り。「ストレスを抱えたり、ミスを恐れてしまったりしないように支えることを大事にしていきたい」と、一皮むけたキャプテンシーでチームを牽引(けんいん)する。

決勝の相手は、昨秋の東北大会で敗れた聖光学院。センバツ切符を阻まれた因縁の再戦となるだけに、「負けたら3年生の夏が終わるという覚悟で、プレーボールがかかるまでしっかり抜かりない準備をしていきたい」と頂点に挑む。【高橋香奈】