5日に開幕する第108回全国高校野球選手権大会の1~3回戦の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで開かれ、昨春センバツ王者の横浜(神奈川)と昨夏全国王者の沖縄尚学が、10日(第6日)の1回戦で対戦することが決まった。横浜は織田翔希、沖縄尚学は末吉良丞(ともに3年)のプロ注目投手を擁し、優勝候補同士がいきなり初戦でぶつかる。大会は休養日3日を含む18日間の日程で、順調に進めば22日に決勝を迎える。

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【展望】初戦から好カードが目白押しとなった。ひときわ目を引くのは、大会第6日第2試合、横浜-沖縄尚学だ。昨年の春夏甲子園優勝校が1回戦で激突する。センバツを制した横浜は最速157キロを誇るエース織田翔希投手(3年)を擁し、対する夏の覇者・沖縄尚学は昨夏優勝投手の末吉良丞(りょうすけ)投手(3年)が健在。織田は甲子園通算10試合6勝1敗で防御率1・S50、末吉は9試合3勝1敗で防御率1・S72。ともに安定感抜群の今秋ドラフト候補の注目の投げ合いがになりそうだ。

大会第4日の第4試合では関東第一とセンバツ8強の英明が対戦。さらに大会第7日第2試合は近畿対決で、智弁和歌山と社がぶつかる。第3試合では履正社と享栄のカードが決まった。「死のブロック」を想起する偏りは見られないが、高校野球ファン待望の注目カードが複数実現した。

代表49校の顔ぶれが出そろい、日刊スポーツ恒例となっている出場校一覧に評価を付けた(29日付)。今回は優勝候補に有力視されると判断した学校に当たる「特A」評価は設けず、「A」「B」「C」の3段階に分けた。今春のセンバツ大会時に「特A」を付けた明治神宮大会王者の九州国際大付(福岡)と投打二刀流で超高校級の菰田陽生投手(3年)を擁する山梨学院が地方大会で敗れ、春夏連覇を狙った大阪桐蔭も甲子園行きを逃した。各地で“波乱”が多かった印象を持ち、49代表からの本命予想が難しいとの観点から、A~Cの3段階とした。

大阪桐蔭を含むセンバツ4強が夏の全国大会に出場できなかったのは、94年夏以来と実に32年ぶり。さらに春8強では夏の甲子園出場を決めたのは花咲徳栄、英明の2校だけ。いかに甲子園に戻ることが難しいかを実感させる。

勝ち上がってきた顔ぶれの中には、史上7校目の夏連覇を狙う沖縄尚学、昨春準優勝の智弁和歌山、7試合66得点5失点という圧倒的な力で大阪を制した履正社、エース織田を筆頭にタレントぞろいの横浜、22年夏覇者の仙台育英、悲願の初制覇を狙う花巻東など有力校がズラリ。神村学園や「大ちゃんフィーバー」以来となる東東京3連覇を達成した関東第一も勝機をうかがう。

7月28日に熊本を最大震度7の地震が襲い、現地では猛烈な暑さの中で救護や復旧活動が行われている。故郷熊本の思いを背負い、春夏通じて初出場の有明がどんな戦いを見せるかにも注目したい。【平山連】

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