昨年に続き、夕方開催の開会式が行われた。
前年度優勝校の沖縄尚学を筆頭に、出場全49校の選手が聖地に足を踏み入れた。
選手宣誓は八王子実践の主将、矢沢陵磨内野手(3年)が務めた。緊張感が伝わる真剣な表情で宣誓し、大役を終えた後のインタビューには白い歯を見せ、笑顔で登場。「間違いなく、人生で一番緊張しました」と振り返った。「高校野球で培った大切なものは(河本ロバート監督が掲げる)『いい顔をして野球する』でした。創立100周年で初出場。感慨深いです」。
初戦の第5日(9日午後4時開始予定)の鳴門渦潮(徳島)戦に向けて、「いい顔して、まずは1勝をつかみ取りたい」と意気込んだ。
◆八王子実践・矢沢陵磨主将の選手宣誓全文
宣誓! 私たちはすべての方々に感謝を抱き、戦っていきます。
人生には幾多の困難が待ち受けています。人々が明日へ踏み出そうと歩みを進めるたびに、自然は何度も何度も大きな試練を与えてきます。しかし、困難は下を向く要因ではなく、前を向き、仲間と共に支え合い、道を切り開く大きな原動力である、私たちはそう信じています。
今、野球ができることは決して当たり前ではありません。だからこそ、高校球児はいい顔をして野球をしよう。いい顔の概念は状況によって変わります。戦いに身を投じている時の緊張した顔、勝負に敗れた時、涙をぐっとこらえる顔、感謝の気持ちにあふれた満面の笑顔。いい顔で日々を過ごすことは、周りの方々に元気や希望を与えます。
移りゆくこの時代、選手が、高校球児が、大きな戦いを頑張るためには、27個の最後のアウトを全員が頑張ってつかみ取ることだと思います。この聖地、甲子園で野球ができることへの感謝を胸に、多くの人々に感動や勇気を与えられるよう、全力疾走で駆け抜け、プレーすることを誓います。
令和8年8月5日
選手代表 八王子実践高等学校 野球部主将 矢沢陵磨

