日刊スポーツ記者がお勧めする全国の有望選手にスポットを当てる「ピカイチ打者編」。

 早実(西東京)・加藤雅樹捕手(2年)は「王2世」のムードが漂う。左打席で足をスクエアに構え、ホームベースをバットで軽くたたく。そして右足を高く上げて球を呼び込む。この1本足打法で高校通算20本塁打。1年春からスタメンで、新チームからは不動の4番だ。打撃は「人に負けちゃいけない」がポリシー。早実OBのソフトバンク王貞治球団会長(74)に「憧れです」。この夏は「必ず打って甲子園に行く」と、偉大な先輩に少しでも近づく夏にする。