9月26日、本拠地アナハイムでのマリナーズ戦。
7回を投げ終え、5安打1失点でベンチに戻るエンゼルス大谷翔平。スタンドのファンに総立ちで出迎えられます。すると、このタイミングで審判から粘着物質のチェックです(大リーグでは今年6月から、ピッチャーがボールの滑り止め対策に禁止されている粘着物質を帽子やベルトの裏等に隠す不正投球へのチェック体制が強化されています)。
これに対して怒りや不快感をあらわにする投手も多い中、大谷は近づく審判に嫌な顔ひとつせず、余裕の表情です。
ゆっくり歩み寄りながら左目できれいにウインク! 。想定外の「アメリカンな」しぐさに、シャッターを押しながら思わず私も「WOW…! 」と声が出てしまいました。
その後もスーパースマイルで審判に対応しベンチに戻って行きました。
ウインクの前後で審判はどんな表情をしていたのか、別の角度から撮影した写真で確認すると、怖そうな表情が一転、口角が思いっきり上がった笑顔になっているのが分かります。
そりゃあ、こうなりますよね。【菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンの観たい撮りたい伝えたい」)