現地26日、ヤンキースはCC・サバシア投手と正式に1年契約を結んだことを発表した。年俸は1000万ドルと報じられている。16日には身体検査に合格し、合意に至ったと伝えられていた。

 1998年のドラフトでインディアンズから1巡指名を受け入団したサバシアは2001年にメジャーデビューを果たすといきなり17勝を挙げる大活躍を見せた。さらに7年連続で11勝以上を挙げ、07年にはサイ・ヤング賞を受賞している。翌08年シーズン半ばにブルワーズに移籍すると17先発で11勝2敗、防御率1.65の快投でチームを26年ぶりのプレーオフ進出に導いた。シーズン後FAとなり、7年総額1億6000万ドルの大型契約でヤンキースに入団。09年には19勝、10年には21勝を挙げるなど、13年まで5年連続で14勝以上を記録し、ヤンキースのエースとしての地位を確固たるものとしたのである。

 が、14年に右膝の故障で自己最低の3勝に終わると15年も不調が続き6勝どまり、さらにはアルコール依存症であることを告白するなど苦しんだ。16年は開幕からローテーション入りし、9勝12敗と復活の兆しを見せると、契約最終年となった17年は14勝5敗、防御率3.69と4年ぶりの2桁勝利を挙げ、プレーオフでも4度の先発で防御率2.37と大活躍を見せたのである。

 シーズン後FAとなったサバシアに対してヤンキースは再契約を望む姿勢を示し、またサバシアも他チームへの移籍を望んでいないと報じられていた。それでもここまで契約に至らなかったことと、大活躍があっても来年38歳となるサバシアに1年契約しか結ばなかったことに、MLBがいかにビジネスとして徹底していることが出てるといえるかもしれない。

 いずれにせよサバシアが加わったことで、ヤンキースは3年目で14勝を挙げたルイス・セベリーノ、4年連続12勝以上の田中将大、ソニー・グレイ、ジョーダン・モントゴメリーに続き5人の先発陣が決まったことになる。地元紙ニューヨーク・ポストなどによればヤンキースはトレードでもう1人、先発投手を獲得する意向だという。クリスマス前にはパイレーツのゲリット・コール投手獲得の交渉を行っているという報道もあったが、まだ結論に至っていないようだ。

 ダルビッシュ有投手もまだ残るなか、各チームのチーム編成活動は山場を迎えようとしている。