オリックスからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手。現地20日にポスティングの正式申請を行い、全30チームに公示。解禁初日となった21日に、代理人を務めるワッサーマン事務所のジョエル・ウルフ氏がこの日だけで10チーム以上から問い合わせの電話やメールが殺到したことが日本でも話題になっている。

今オフのFA市場において山本は大谷翔平投手に次ぐ2番目の大物選手として認識されており、アメリカでも注目度は高い。中でも東海岸のチームが有力だとされており、それだけにニューヨークの地元紙ニューヨーク・ポストも連日、山本について報じている。現地21日付電子版では「山本由伸次期チームオッズ更新:レッドソックスが日本のエースとの契約を推進」という記事を掲載。次期契約候補チームの優劣をオッズ形式で推測している。

記事では山本が日本プロ野球で全ての主要賞を受賞しており、まだ25歳で、驚くほど多様な投手の武器を持っていると絶賛。その上で、これまでの報道でメッツが他チームに対してわずかに上回る本命としながら、レッドソックスを2番手に挙げている。その理由としてチーム再建を図るレッドソックスは、今オフに若い先発1番手を中心に先発ローテーションを構築したいからだとした。

同記事によるオッズは以下のとおり。

・メッツ:3・2倍

・レッドソックス:5倍

・ドジャース:5・5倍

・ヤンキース:6・5倍

・カブス:7倍

・ジャイアンツ:10倍

実際この通りかどうかはわからないが、レッドソックスやドジャースが本命の一角と見られていたヤンキースを上回っているのは興味深いところだ。

その同紙だが、翌22日には「日本の投手たちが山本由伸が近く受け取る給与の基礎を築いた」という記事も掲載している。

これは総額2億ドル以上ともいわれる山本の契約に関して、2014年にヤンキースが田中将大に支払った1億5500万ドルを超えると紹介。田中はメジャーリーグで成功した数人の日本人先発投手の1人ではあるのものの、ヤンキースは伊良部秀輝と井川慶という高額な失敗もしていたことも取り上げている。

そして大谷やダルビッシュ有、前田健太、千賀滉大、菊池雄星という現役先発投手。メッツかヤンキースでプレーした野茂英雄、吉井理人、松坂大輔、黒田博樹、井川、伊良部など元投手の経歴を紹介した。

たしかにこうした先人たちの実績があってこその今回の評価なのだ。