ヤンキースがレイズに敗れ、地区首位レッドソックスとのゲーム差3のままレギュラーシーズン残り3試合となり、地区優勝が厳しくなった。

 この日は先発右腕グレイが不調で5回につかまり、6安打、5四球、6失点で4回2/3で降板。打線は、注目の新人ジャッジが今季51号ソロを放つなど奮闘したが、及ばなかった。

 ヤンキースが残りシーズンで3連勝し、レッドソックスが3連敗すれば勝率が並び、優勝とワイルドカードを決定するタイブレークの1試合が行われるが、ヤンキースは明日から打線が好調のブルージェイズとの対戦となる。地区優勝消滅マジック1の状況で、明日29日(同30日未明)は田中将大投手(28)が先発登板する。

 ヤンキースはすでに、少なくともワイルドカードでのプレーオフ進出は決めており、ワイルドカード試合の本拠地開催権も獲得している。

 ジラルディ監督は「レッドソックスも負けたのでゲーム差を縮められるチャンスだっただけに、フラストレーションがたまる。グレイはいい投球をしていると思ったのだが」と話した。