ナショナルズは先発右腕ストラスバーグが7回を3安打無失点、12三振を奪う力投を披露し、2勝2敗に持ち込んだ。

 前日の雨天中止がドラマを生んだ。ストラスバーグは6日のシリーズ初戦で好投した後、体調を崩して投薬による治療を続けていたそうで、この日の先発予定もロアークだった。それが当日の朝になって体調が回復。自ら志願してマウンドに上がったという。

 強い横風が吹き、小雨が時折降りしきる悪天候にも負けず、武器の快速球を見せてから変化球で仕留める投球。3、7回には3者連続三振を奪うなど、カブス打線を手玉に取った。

 エースの気合に応えたい打線は、3回2死二、三塁で4番ジマーマンが放った遊ゴロが失策を誘って先制。8回には8番テーラーに満塁本塁打が飛び出して勝利を手繰り寄せた。

 12日には本拠地の大歓声を背にして、決戦に臨む。