米大リーグの球団幹部や代理人が集まるゼネラルマネジャー(GM)会議が14日、フロリダ州オーランドで行われ、ダルビッシュ有投手らフリーエージェント(FA)になった先発投手に対して高い関心が示された。

 今季のFA市場は先発陣が手薄と言われる中、需要は大きい。シーズン途中からダルビッシュが所属したドジャースのザイディGMは「先発は上積みを検討すべき部門。オフでもシーズン中でも、常に需要はある」と言い、カブスのホイヤーGMは「そこが一番の補強ポイント」と語った。

 メジャー公式サイトはFA市場の目玉のダルビッシュは6年総額1億4千万ドル(約158億円)程度の契約を結ぶと予想している。一方でザイディGMは一般論として「市場の状況が許せば(球団側は)誰もが短期の契約を望む」と長期契約の難しさを指摘する。

 多くの球団幹部が特定の選手への言及を避ける中、前日にはツインズのレバインGMがダルビッシュを名指しで称賛。大型契約を用意する必要があるとみられるが「オーナーは柔軟な考えの持ち主だ」と意欲的だった。