ポスティングシステムを利用して日本ハムからエンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手(23)が12日早朝、東京・羽田空港着の航空機で米国から帰国した。時おり笑顔を見せながら、終始無言で空港をあとにした。

 大谷は9日(日本時間10日)にロサンゼルス郊外のアナハイムの本拠地エンゼルスタジアムで行われた入団会見に臨んだ。伝説の名選手ベーブ・ルースについて「神様と同じぐらいの存在」としつつ「野球をやっている以上は少しずつ近づいていきたい」と、本場でも異例の二刀流の挑戦に改めて意欲を示した。エンゼルスのソーシア監督は「間違いなく二刀流での起用を考えている」と明言した。

 大谷の再渡米の日時は未定だが、エンゼルスは来年2月、アリゾナ州テンピでのキャンプで始動する。オープン戦は2月23日にスタートし、公式戦は3月29日に敵地でのアスレチックス戦で開幕する。