エンゼルス大谷翔平投手(23)が25日、日本ハムの本拠地・札幌ドームで公開記者会見に臨んだ。

 第一声は英語で始まり、集まったファンからはどよめきが。隣に座っていた日本ハムの通訳が「本日は私の会見に来てくださり、ありがとうございます」と訳し、大谷は「笑ってもらえて良かったです。今日はみなさんと楽しい時間を過ごしたいです。僕からは1つ、皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです」と笑顔で話した。

 会見には栗山英樹監督(56)も同席。投打二刀流の挑戦に関しては「やり遂げた感じはない。まだまだ道の途中」。指揮官が報道陣を通して発信してきた叱咤(しった)激励の言葉の数々には「監督室では『体大丈夫か?』という感じだったので。僕を守るという意味で、そうやってくれていた発信の意図を、僕自身は理解していたので」と答えた。

 会見後にはエンゼルスのユニホームを着用し、マウンドから捕手役を務めた栗山監督の元へ投球。指揮官からメッセージ入りのピッチャープレートをプレゼントされた。

 会見は午後6時1分にスタート。冒頭には日本ハムでの歩みが描かれた特別ムービーが放映され、長島三奈さんがナレーションを務めた。