エンゼルス大谷翔平投手(23)が、厳しい内角攻めに遭った。14日(日本時間15日)のインディアンス戦に「7番DH」で出場。サイ・ヤング賞を2度獲得しているクルーバーにバットを折られ二飛に倒れるなど、2打数無安打に終わった。

 3回の1打席目は胸元に146キロの直球を投げ込まれた後、同じコースの低めにスライダーを投じられ、よけきれずに右つま先に死球を受けた。二飛だった5回も、内角のカットボールを続けられた。11日(同12日)レンジャーズ戦、12日(同13日)レッズ戦でもしつこく内角を攻められた。今は各チームがデータを集めている時期だが、日本時代と比べものにならないほど、内角を突かれるシーンが目立っている。

 試合前にはブルペンで35球を投げ、明日16日(同17日)ロッキーズ戦(テンピ)の登板へ調整を重ねた。死球で出塁した3回には、好走塁で先の塁を陥れた。結果には表れていないが、大谷は前進を続けている。(米アリゾナ州グッドイヤー=本間翼)

 ◆エンゼルス・ヒンスキー打撃コーチのコメント (打率1割と苦しむ大谷に)「今はメジャーの投手のボールを見ることが大事。彼はよくやっている。(フォームの見直しは)今は早すぎる」