◆レジェンド引退 現在解説者として活躍するアレックス・ロドリゲス氏も、16年8月上旬にヤンキースが「今月12日を最後にもうプレーしない」と突然発表し、同時にアドバイザーとして球団に残る、イチローとの類似ケースだった。このときA・ロッドは「引退ではない」としていたが、結局それを最後に現役を退いている。イチローの元同僚でマ軍のレジェンド、ケン・グリフィーJr.氏も現役最後の10年に打撃不振が続き、シーズン途中に自ら引退を発表、翌年から球団の特別相談役となっている。

 ヤンキースで現在特別アドバイザーを務める松井秀喜氏のケースはやや異なる。12年に現役続行を模索しレイズと契約したが7月に出場登録枠から外れ、残りシーズンはFAとして過ごした。翌13年7月にヤ軍と一日契約を結んで引退し、同球団フロント入りしている。