米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(44)が本拠地セーフコフィールドで会見を行い、今季の残り試合に出場せず球団の会長付特別補佐に就任すると明かした。

 ▼佐々木主浩(日刊スポーツ評論家、マリナーズの元同僚) 本人が「引退するわけじゃない」と言っているのだから、ねぎらいの言葉は今は言いたくない。イチローに伝えるとすれば、これからも彼が納得するまで好きなことをやり続けてほしいということ。もう1度、打席に立つという目標を追いかけるのもイチローらしいし、一方で球団と話し合って、プレー以外にチームのために何かをすることも素晴らしいと思う。オレたち2人がマリナーズで一緒に戦っていた頃のことを今、振り返るのもちょっと違うと思うけど、それを踏まえた上でやっぱり01年に入ってきた時の印象は本当に衝撃的だった。当時のマリナーズは1番打者がウイークポイントで、なかなか定着することができなかった。彼が入って1番で打線を引っ張ったから00年の91勝から01年は116勝もの白星を積み上げることができた。今でも一緒にやれて本当に良かったと思っている。