「2番DH」で先発出場したエンゼルス大谷翔平投手(23)の打ったファウルチップが球審を直撃し、球審が続行不可能となって、交代するという珍しいアクシデントがあった。

 3回の第2打席。大谷はカウント1ボール2ストライクからの6球目、内角の99・4マイル(約160キロ)をファウルした。打球は後方に飛び、カルブレス球審の肩付近を直撃。その直後に球審はよろめくほどの衝撃で、スタンドはざわめいた。アストロズ先発コールの投げた速球が逆球となったため、捕手マキャンの反応が遅れ、打球は球審の肩付近やマスクに当たった。

 大谷は心配そうに見詰めていたが、球審はほどなくして交代となった。試合は約10分間中断。2塁のバックナー塁審が球審を代行して再開された。大谷はプレー再開後の初球(7球目)の外角のスライダーを打ち、三邪飛に倒れた。

 試合は3人の審判で続行となった。