メジャーリーグは24日、ドーピング検査で運動能力向上薬物の陽性反応を示したとし、ホワイトソックスのウェリントン・カスティーヨ捕手(31)に対し80試合の出場停止処分を言い渡した。

 リーグ側によれば、同選手は赤血球の生成を促進するエリスロポエチンというホルモンの陽性反応を示したという。

 カスティーヨは選手会を通じた声明で謝罪し、「多くの人をがっかりさせてしまった。自分ひとりで決めたことで、非常にまずい選択だった。責任はすべて自分が負う」と述べ、処分を受け入れるとした。

 リック・ハーンGMは報道陣に対し、11−1でオリオールズに大勝した23日の夜に処分を知ったと述べ、「当然ながら我々は驚いているし、悲しみ、失望している」とコメント。「この数時間、様々な感情が胸をよぎった。(23日に)今季最高と言えるほど面白い試合をし、ポジティブな点が多く見られた。しかし正直なところ、それを心から喜べる状態にはなかった」と述べた。

 メジャー9年目のカスティーヨは、今季ここまで打率2割6分7厘、6本塁打、15打点の成績を残していた。