エンゼルス大谷翔平投手(23)が、予定通り30日午後7時10分(日本時間31日午前8時10分)開始のタイガース戦に先発する。29日(同30日)にマイク・ソーシア監督(59)から発表された。

 この日、キャッチボールで調整を行った大谷は、メジャー8度目の登板へ向け、「今まで通り、1イニング1イニング、持っているものを出せれば。良くも悪くも、それはもう結果を受け止めればいいだけなので、やれることだけしっかりやれればいいかなと思う」と意気込みを話した。

 前回20日(同21日)のレイズ戦では8回途中、110球の力投で4勝目を挙げた。その後、体の負担を考慮され、本来の基本スケジュールだった中6日から中9日空けての登板に変更。休養がプラスになるか問われ、「野手でも出ているので、そこは特にどちらがプラスとか考えていない。そんなにデリケートじゃないので、中何日というのを気にする感じは特にはないです」と話した。

 チームは現在16連戦中。カナダ・トロントから米ニューヨーク、そしてミシガン州デトロイトへと移動した。大谷の登板日が遠征の9戦目で、野手、投手ともに疲労がたまる時期でもある。長いイニングを投げる先発投手の役割も重要となる中、大谷は「ある程度、限られた球数の中で、しっかりと後ろ(救援陣)につなぐまでに、1人1人いければいいかなと思います」と、気を引き締めた。(デトロイト=斎藤庸裕)